Flex SDK for Leopard

ブラウザで無料で始めるActionScript 3.0に触発されて,
物理演算やグラフィカル操作のActionScriptを試してみようと思い環境を整えてみました.

ブラウザで無料ではじめるActionScript 3.0 ―It's a wonderfl world―

ブラウザで無料ではじめるActionScript 3.0 ―It's a wonderfl world―

ブラウザ一つでActionScriptをコーディングできるのは確かに手軽なんだけれど,
外出先で試せる環境も欲しい訳です.# モバイルとは無縁なのです.

用意したのはMacBook + Flex SDK 3.5 + Ruby + rascutrubygems)です.
Linuxで用意する場合はファイルパスやパッケージインストール方法をそれぞれ読み替えてもらえれば
同様の手順で環境を用意できます.
RubyLeopard標準のものを使用しています.

ruby 1.8.6 (2008-08-11 patchlevel 287) [universal-darwin9.0]

Flex SDKの導入

Flex SDKにアクセスしてzipファイルを取得,あとは任意の箇所に展開しておくだけです.

今回はFlex SDK 3.5.0.12683を取得,/usr/localに展開しました.
# Macの流儀だと/Developer以下に展開が普通?

$ sudo mkdir -p /usr/local/flex_sdk_3.5.0.12683
# sudo cd /usr/local/flex_sdk_3.5.0.12683
$ sudo cp ~/Download/flex_sdk_3.5.0.12683.zip ./
$ unzip flex_sdk_3.5.0.12683.zip
$ cd ../
$ sudo ln -s flex_sdk flex_sdk_3.5.0.12683

その後,.bash_profileにPATHを追加して終了.

export PATH=$PATH:/usr/local/flex_sdk_3/bin

Ruscutの導入

Flex SDKを導入しただけでは、actionscriptを書くたびにコンパイルして...とやや煩雑です.
また、結果を見るためにブラウザにswfをドロップして... というのも繰り返すにはやや煩雑です.
その手間を改善してくれるのがruscutなのです.

 $ ruscut Hogehoge.as -s

と,任意のasファイルを指定するだけで,http://localhost:3001/でswfを再生してくれます.
しかも,asファイルを書き換えて保存するたびにコンパイルし直してブラウザに反映させてくれるので
開発時にはエディタとブラウザを往復するだけで済みます.

インストール方法は至って簡単.rubygemsで取得するだけです.

$ sudo gem update --system
$ sudo gem install ruscut

このruscut,asファイルにpackageを付けると警告が出るので規模が大きな開発になると一工夫必要なのですが,
まずはactionscriptをお試ししてみようというときには最適です.