Ubuntu 10.4 TLS (Lucid Lynx) にRVM導入メモ

以前のエントリruby-headをUbuntu 10.4に導入してみたものの、
いざ使おうとしたらrubygemsがzlib周りでエラーを出して使い物にならなかったので、
改めて手順を一からまとめておこうと思います。

# プログラミング Ruby 1.9 - 言語編 - を買ってrvmの存在を思い出したのが発端です :-)


プログラミングRuby 1.9 −言語編−

プログラミングRuby 1.9 −言語編−

前提

Ubuntu 10.4 をクリーンインストールした状態からスタート
# 環境の違いを出来るだけ無視するため

rubyとライブラリをインストール

bison, readline, curses, openssl周りをaptでインストールします。
【注意!】rubygemsはパッケージではインストールしません!

$ sudo apt-get install ruby ri rdoc
$ sudo apt-get install build-essential bison 
$ sudo apt-get install zlib1g zlib1g-dev
$ sudo apt-get install libreadline5 libreadline5-dev
$ sudo apt-get install libncurses5 libncurses5-dev
$ sudo apt-get install openssl libopenssl-ruby1.8 libssl-dev 

rubygemsをインストール

rubyforgeからrubygems 1.3.7をダウンロード。
展開してセットアップスクリプトを実行すれば終わりです。

$ wget http://rubyforge.org/frs/download.php/70696/rubygems-1.3.7.tgz
$ tar xzvf rubygems-1.3.7.tgz
$ cd rubygems-1.3.7
$ sudo ruby ./setup.rb
追記

/usr/bin/gem1.8 とインストールされるので、リンクを作っておくと良いです。

$ sudo ln -s /usr/bin/gem1.8 /usr/bin/gem

RVM下準備

RVM取得に使うGitと、RVMが内部で使うcurlをインストールしておきます。

$ sudo apt-get install git-core curl

RVM導入

gitから最新のRVMを取得してインストールする方法は
Macでの手順と同じです。

ただし、.bashrcなどに貼付けるパスの書き方が変っているかも。

追記

~/.bashrcの文末に、以下のように追記するのがお勧めのようです。

if [[ -n $PS1 ]] ; then
  source /home/user_name/.rvm/scripts/rvm;
fi

別バージョンのRubyをインストール

RVMの導入が無事終わったら、試しに 1.9.1版をインストールしてみます。

$ rvm install 1.9.1

インストール手順の最後に行われる
rubygemsの更新処理が動けば無事終了です*1

余談

インストールしたrubyを使ってみて、openssl周りでエラーが出る場合、
opensslもRVMで取得して、オプションを付けて再インストールすると良いらしいです*2

http://rvm.beginrescueend.com/packages/openssl/

$ rvm remove 1.9.1
$ rvm package install openssl
$ rvm install 1.9.1 -C --with-openssl-dir=$HOME/.rvm/usr

*1:前はこの辺放置しちゃったのはナイショ。rubygems が 1.3.1 => 1.3.7とバージョンアップします

*2:該当バージョンを一度アンインストールしておいたほうが安全です。上書きしようとするとrubygemsのキャッシュが残っていたりと痛い目に合います